ANAとヤマト、国際線の手荷物を到着空港で受け取れる「手ぶらサービス」

2012年8月16日 18:01

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ANAが公開した海外渡航向けの手荷物配送サービス「手ぶらサービス」のイメージ図

ANAが公開した海外渡航向けの手荷物配送サービス「手ぶらサービス」のイメージ図[写真拡大]

 全日本空輸(ANA)とヤマト運輸は16日、成田・東京(羽田)・関西国際空港からANAを利用して海外へ渡航する利用者向けに「手ぶらサービス」の提供を9月1日搭乗分から開始すると発表した。手荷物をヤマト運輸で事前に発送すると、海外の到着空港で直接受け取ることができる。

 同サービスは、自宅や勤め先などからヤマト運輸の空港宅急便で発送した手荷物を海外の到着空港の手荷物返却場(ターンテーブル)で直接引き取ることができるというもの。

 これにより、海外の到着空港まで重い手荷物を持ち歩かなくてもよくなる。

 利用対象となるのは、成田・東京(羽田)・関西国際空港発のANA国際線。ただ、米国航空当局の制限により、ホノルルを含むアメリカ路線では利用できない。

 利用する際には、ANAの航空券を予約・購入した後、ANAのホームページ経由でヤマト運輸の専用ホームページから申し込みをする。

 出発空港までの配送状況は、ヤマト運輸のホームページ(荷物お問い合わせシステム)で確認でき、出発空港でANAに引き渡しが完了した段階で、登録のメールアドレスに確認メールが配送される。

 料金は、空港宅急便運賃+310円で、空港宅急便運賃は、輸送区間・サイズによって異なる。例として、東京都内から成田空港出発便を利用する場合、標準的なスーツケースでは2,300円となる。

 サービス開始は、9月1日搭乗分からで、予約開始日時は8月27日6:00、集荷開始日は8月28日を予定している。

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