【銘柄診断】サカイオーベックスはサプライズの好業績受け急騰、新規売り急増で取組妙味も

　　サカイオーベックス <3408> が好決算発表を受け、一本立ち相場入りのニュアンスを強めてきた。

　　８月９日に発表された今２０１３年３月期の第１四半期決算は営業利益が５億１５００万円と、前年同期比４９％の増益を達成、サプライズのある好業績に見直し人気が高まっている。

　　主力の染色加工事業では前期から引き続いてユニフォーム用途が堅調に推移し、前年の震災の影響による反動もあり自動車関連資材用途や医療介護資材用途も増加した。テキスタイルもユニフォーム用途やスポーツ用途の拡販が進むとともに、医療介護関連用途も想定どおりの売上げ増を確保した。

　　第１四半期の好調にも関わらず９月中間決算の営業利益７億円（前年同期比１％増）は据え置かれた。第１四半期の進捗率は７３％にも達しており、増額を織り込む機運が強まっている。

　　なお、研究開発を進めていた炭素繊維関連部門については、欧米を中心とした積極的な販路開拓、超軽量炭素繊維織物の量産技術向上を推進し、今期の事業化に向けて邁進している。

　　大商いとなった１０日の売買を見ると、新規売りが１０８万株、新規の買いが１７６万株と、ともに急増している。仕手相場へ育つ土台が形成されつつあるかに見える。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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