石油資源開発、米テキサス州のシェールオイル開発プロジェクトに参入

2012年8月10日 23:54

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 石油資源開発は10日、米テキサス州のシェールオイル開発プロジェクトに参入するため、子会社であるJAPEX(U.S.)社を通じて、米国の石油会社との間で、約1億926万m2の鉱区の権益5%を取得すること等を定めた売買契約を締結したと発表した。なお、シェールオイルとは、頁岩(シェール)と呼ばれる細粒な泥質岩に含まれる石油のこと。

 石油資源開発はこれまで、米国におけるシェールオイル案件への参入を目指してきた。今回のプロジェクトは、油分が豊富で生産性の高い優良地域での案件であり、石油資源開発が初めて取り組むシェールオイル案件として知見習得にも適しているという。また、同プロジェクトのオペレーターであるマラソンオイル社はシェールオイル開発において実績がある会社であり、信頼できるパートナーであるという。

 また、石油資源開発は現在、秋田・女川層タイトオイルに係るJOGMEC(独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構)との共同スタディを実施しているが、今回のプロジェクトから得られる最新の開発技術とノウハウは、今後、国内の非在来型石油ガスの開発においても有用となる。

 石油資源開発は今回の案件を機に、シェールオイル開発に関する技術等の習得に努め、今後も国内外において更なる新規案件の追求および埋蔵量の拡充を目指していく方針。

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