【株価診断】日本板硝子下げ58円と安値更新、4割の欧州響き「ICU」入り

2012年8月3日 17:18

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  日本板硝子 <5202> の3日(金)株価は12円安の58円と17%強下げ年初来安値を更新。1990年以降における最低水準となっている。出来高がかなり多いことから見て処分売りが出ているものとみられる。

  2日(木)15時に第1四半期(4~6月)決算の発表と、通期予想の減額修正を発表。第1四半期は営業赤字85億900万円と前年同期の黒字36億1500万円から大きく悪化した。このため、今3月期通期を売上で300億円減額し、営業赤字も期初の40億円から180億円へ膨らむ。最終損益でも280億円の赤字。

  売上の約4割を占める欧州での不振が大きく響いている。前期に年4.5円だった配当は今期は無配とする。

  2009年3月期、2010年3月期と2期連続の純益赤字を計上。2011年3月期は黒字化、このまま回復に向かうかに見られたものの、また2012年3月期、2013年3月期と連続赤字に陥る。6月末時点の正味借入残高は3592億円と今期予想売上高5300億円の約7割。

  2010年秋には大量の公募増資を実施。その時の発行価格181円から68%下げている。業績、株価とも症状的には「急性衰弱」ともいえる状態で、ICU(集中治療室)での治療が必要だろう。

  信用買残も多く、まだ見切り売りが続くことが予想される。株価浮上は当面、難しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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