石油資源開発、北海道での原油産出テストが成功 日産250キロリットル

2012年8月3日 16:42

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探掘井「沼ノ端(T1)東SK-3DH 号井」等位置図(画像:石油資源開発)

探掘井「沼ノ端(T1)東SK-3DH 号井」等位置図(画像:石油資源開発)[写真拡大]

 石油資源開発は3日、北海道勇払油ガス田(北海道苫小牧市沼ノ端地区)の東部に位置する沼ノ端東構造において、今年6月1日から探掘井「沼ノ端(T1)東SK-3DH号井」を掘削してきたが、今回2,275mで掘り止めたのち産出テストを行った結果、日産250キロリットル(1,500バレル)の原油の産出に成功したと発表した。

 石油資源開発は、2012年度に勇払油ガス田の浅層(滝ノ上層)の探鉱を目的として、探掘井「沼ノ端(T1)東SK-3DH号井」および探掘井「あけぼの(T1)」の2坑井の掘削を計画していたが、探掘井「沼ノ端(T1)東SK-3DH号井」の成功により、勇払油ガス田に新たな原油埋蔵量が加わる可能性もある。

 今後、探掘井「沼ノ端(T1)東SK-3DH号井」の結果および今冬に作業を予定している「あけぼの(T1)」の掘削結果を踏まえ、当該層の開発・生産の可能性を追求していくという。

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