JCB、独自スマホアプリで電子マネー利用を促進 ゲーム機能も導入

2012年7月31日 13:04

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 ジェーシービー(JCB)は、ポストペイ型非接触IC決済サービス「QUICPay(クイックペイ)」の加盟店検索やゲーム機能を備えたスマートフォン用アプリケーション「名古屋トレジャーワールド」を7月30日にリリースした。

 同アプリは、スマートフォンのGPS機能(全地球測位システム)を利用した秘宝発掘ゲーム「名古屋トレジャーワールド」をメインコンテンツとし、名古屋でQUICPayを利用できる店舗の検索機能や、QUICPay初のキャラクター「キューペイ」が登場するタイムアタック型ゲーム「QUICPayマスター」を搭載している。なお、GPSと連動して電子マネー加盟店の検索が可能なスマホアプリは、国内では初となる。

 秘宝発掘ゲーム「名古屋トレジャーワールド」は、GPSと連動したソーシャルロケーションゲームで、名古屋市内のQUICPay加盟店を発掘ポイントとし、対象加盟店の付近で「秘宝」を発掘できるという内容。さまざまな道具を駆使し、地域色豊かな秘宝をコレクションする。他ユーザーに秘宝をプレゼントしたり、ユーザー同士でバトルすることもでき、発掘したアイテムをFacebook、TwitterなどのSNSへ投稿することも可能。

 同アプリは、JCBによるQUICPayの発行および加盟店網拡大に関する取り組みを強化するにあたり、近年、都市部を中心に急速に普及拡大しているスマートフォンに着目し、QUICPayが利用可能な店舗情報を楽しみながら知ることができるゲーム機能をメインとしてリリースすることで、QUICPayのさらなる認知向上やファン層の拡大、ならびに加盟店への送客やQUICPayの利用促進を図るもの。

 「簡単・便利・スピーディー」なポストペイ型非接触IC決済サービスが最もよく利用されるシーンが生活密着型加盟店であることから、「生活導線に合わせた推進」をコンセプトに地域に特化した活性を図るため、まずはQUICPayの加盟店網が特に整備された名古屋市を対象としたアプリをリリースし、今後、他地域または全国への展開を検討していく。今秋以降は加盟店との連携を強め、加盟店検索機能やゲーム機能を通じ、優待やクーポンなどの特典も提供していく。

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