【アナリストの眼】テーマ性に注目のサンコーテクノ、耐震補強・太陽光発電で好業績

2012年7月27日 14:59

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【今、この銘柄】

  アンカー(コンクリート用の特殊ネジ・釘類)大手のサンコーテクノ <3435> (JQS)は、耐震補強工事や太陽光発電関連などのテーマ性に注目しておきたい。

  収益柱のファスニング事業では、コンクリートに機器などを取り付ける際に使用する金属系アンカー(あと施工アンカー)を主力製品として、ドリルやファスナー(留め具)なども手掛けている。建設投資の影響を受けやすいため、事業領域拡大や海外展開なども課題だが、建築物や高架橋などの耐震補強工事用、太陽光発電の架台設置用などで、アンカーの需要拡大が期待されている。

  今期(13年3月期)通期連結業績についての会社予想は、売上高が前期比7.9%増、営業利益が同13.2%増、経常利益が同2.8%増、純利益が同22.6%増としている。耐震補強工事や太陽光発電関連の需要が堅調な模様で、増収増益の見込みである。年間配当については35円(期末一括35円)の予想としている。

  株価の動きを見ると、11年5月には2500円台に急上昇する場面があったが、11年夏以降は概ね1600円~2000円近辺のレンジ相場となっている。ただし、3月23日に年初来高値1995円を付けた後は、レンジ下限を切り上げる展開のようだ。

  7月26日の終値1840円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS172円01銭で算出)は10倍近辺、今期予想配当利回りは1%台後半、実績PBR(前期実績の連結BPS3260円88銭で算出)は0.5倍台となる。予想連結PERに割高感はなく、実績PBRで見れば割安感の強い水準だろう。

  当面のターゲット水準はボックスレンジ上限の2000円近辺となるが、低PBRの見直しに加えて、耐震補強工事や太陽光発電関連のテーマ性もあるだけに、きっかけ次第でボックスレンジから上放れる可能性もあるだろう(シニア・アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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