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NTTコム、中国の瀋陽・成都・深センに新拠点開設
中国大陸におけるNTT Comグループの拠点所在図(画像:NTTコミュニケーションズ)[写真拡大]
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は25日、中国大陸における事業強化を図るため、7月1日に、中国東北部最大の都市である遼寧省瀋陽市、西部地域において成長著しい四川省成都市、珠江デルタにおける経済・金融の中心である広東省深セン市の3都市において、「NTT Communications China Ltd.」(本社:上海)の事務所を開設すると発表した。これによりNTT Comは、中国大陸においては合計10都市、海外全体では30の国・地域、82都市に拠点を展開することとなる。
瀋陽市を含む中国東北部は、沿岸部と比べ人件費が安く、外国語が堪能な人材が豊富であることから、中国内外の多くのBPO(Business Process Outsourcing)サービス事業者等が事業を拡大している。成都市も同様に、安い人件費に加え、近年内需が拡大していることから、製造業、流通業の進出が活発化している。経済特区である深セン市を含む珠江デルタ地域は、早くから外資系企業が進出し、外資企業数が中国最大規模を誇り、高い成長を続けている。
中国における企業活動の増大や、クラウド利用の拡大といったICT利活用の多様化・高度化などにより、中国のITサービス市場は2008年の世界金融危機以降も15%以上の成長を遂げ、今後も引き続き高い成長が期待されている。NTT Comは、今回の拠点開設などを通し、中国におけるICTサービスを強化していく方針。
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