【銘柄診断】ディー・エヌ・エーは自社株買いで急騰だが、利益成長はダウン

2012年6月18日 16:57

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ディー・エヌ・エー <2432> は好業績と自社株買いの発表を契機に、見直し人気が高まってきた。今2013年3月期の第1四半期の営業利益が175億円と前年同期比11%増を達成、コンプガチャ問題の影響は想定以上に軽微との見方につながった。

  しかし、前2012年3月期第4四半期の営業利益は186億円を確保しており、それに比べれば6%減となる。コンプガチャ問題以前の利益成長率ダウンへの懸念は解消されていない。

  一方、自社株買いは2月に続くもので、インターバルの短さが市場にサプライズを与えたようだ。2月も今回も株価の低迷局面で自社株買いを行っており、会社側の株価に対する意識は強いようだ。

  売り194万株、買い444万株と信用の取組みはタイトな状態にあり、当面は売り方の買い戻しが先行すると思われるが、それが一巡した後は、今後の展望を慎重に検討する流れになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【チャートワンポイント】急反発のエフティコミュニケーションズ、二番底形成でマド埋めへ、利回り高い(2012/06/18)
三井不動産は東京都中心でのスマートシティを材料に1400円台回復(2012/06/18)
【再生可能エネルギー特集(1)】太陽光発電、地熱発電、風力発電にあらためて注目(2012/04/01)
【プラント関連特集(1)】世界的に活発な資源・エネルギー開発投資(2012/05/05)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事