【銘柄フラッシュ】帝国繊維やルックが急伸し川崎汽船やパナソニックも堅調

　　２９日後場は、中国株高を受けて中国景気に敏感な機械、鉄鋼、海運株などが上値を追い、コマツ <6301> は３．２％高、川崎汽船 <9107> は５．８％高。東証１部の売買代金１位は三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ <8306> となり、東証１部の値上がり銘柄数が１０００を超える頃から堅調転換し、前引けの０．３％安から大引けは１．８％高。大手銀行株はそろって堅調。

　　パナソニック <6752> は大規模なリストラ観測を好感して朝から堅調。売買代金２位で３．９％高。ソニー <6758> は特段の好材料はなかったものの後場ジリ高となり２．３％高。

　　ルネサスエレクトロニクス <6723> は台湾企業との協業拡大を好感した一方、上位株主の日立製作所 <6501> やＮＥＣ <6701> が構造改善に向けた資本増強には冷たい反応と伝えられ１６．４％安。東証１部の下落率１位。

　　東証１部の値上がり率１位は前引けに続き廣済堂 <7868> となり仕手関連とされて特定筋の再注力がいわれ急反発の１５．７％高、２位も前引けと同じルック <8029> となり仕手性の強さがいわれて４日ぶりに高値更新し前引けの７．４％高から一段高の１３．２％高、３位も前引けと同じアルバック <6728> となりシャープ <6753> の提携先の鴻海精密工業グループが中国に建設する液晶パネル工場に関連する思惑ありとかで一段高の１２．２％高。

　　帝国繊維 <3302> は本日未明に東京２３区で震度４クラスの地震があったため防災需要の思惑とされ１０．２％高、日本ピラー工業 <6490> は発電所用部材を思惑材料に信用倍率１倍台の妙味と９．１％高、あらた <2733> は日用品に防災需要の思惑ありとされて好業績と逆日歩妙味がいわれ８．１％高となった。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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