【株式市場】円の高止まりを気にし全般伸び悩むなか不動産株が堅調

2012年5月25日 11:56

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■東証1部銘柄は33%が高い

  25日前場の東京株式市場は、全般伸び悩む相場。ユーロ安・円高の進行は一服したものの、いぜん対ユーロで99円台、対ドルでも79円台のため、様子見気分が漂った。朝方高かったシャープ <6753> やグリー <3632> が前引けには軟化し、自動車、大手銀行株も総じて軟調。昨日値上がり率1位の日本橋梁 <5912> も朝高のあと軟調転換。半面、不動産株は米ゴールドマン・サックスが日本の不動産投資を再開と伝えられ堅調。東証1部の値上がり銘柄数は551銘柄(約33%)だった。

  日経平均は伸び切れない印象。朝方は8616円85銭(53円47銭高)まで上げたものの、前引けにかけては一時小安くなり、前引けは8563円65銭(27銭高)。

  東証1部の出来高概算は、7億8918万株、売買代金は4557億円。1部上場1677銘柄のうち、値上がり銘柄数は551銘柄、値下がり銘柄数は950銘柄。

  また、東証33業種別指数で高い業種は7業種となり、値上がり率上位の業種は、食料品、不動産、医薬品、ゴム製品、小売り、など。

  一方、値下がり率上位の業種は、鉄鋼、海運、鉱業、ガラス・土石、その他金融、非鉄金属、機械、陸運、卸売り、倉庫・運輸、などだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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