【注目の決算発表】グリーは3Q好決算も課金規制問題の不透明感が拭えず急続落

2012年5月9日 12:54

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  グリー <3632> は9日、128円安の1522円まで下げて3日続落し、前日ザラ場につけた年初来安値1380円が再び視界に入ってきている。

  前日8日大引け後に今6月期第3四半期(3Q)決算を発表、大きく利益を伸ばし、今年2月に再上方修正した6月期通期のレンジ予想に対して順調な利益進捗率を示したが、有料ゲームアイテムを高額課金で獲得する「コンプリートガチャ」手法に関する規制強化の動向がなお不透明として、反応は限定的でリスク回避売りが増勢となっている。

  3Q業績は、前年同期比2.7倍増収、3.0倍経常増益、2.8倍純益増益となり、純利益は、6月通期のレンジ予想に対して80~71%の進捗率と目安の75%をほぼクリアした。今年3月末のグループ全体の会員数が、約2億3000万人に達し、全世界にソーシャルゲームを提供する新しい「GREE Platoform」を構築、ソーシャルゲームのデベロッパーや提供コンテンツのタイトル数が拡大したことが好決算要因となった。

  6月通期業績は2月の上方修正値に変更はなく、純利益は、440~550億円(前期比2.4~2.7倍)と連続過去最高更新を見込んでいる。なお「コンプリートガチャ」問題については、同社田中良和社長が「真摯に対応する」と発言したと伝えられたが、なお不透明感が拭えないと観測されている。

  株価は、2月の業績再上方修正で年初来高値2697円まで買い進まれたが、「コンプリートガチャ」に対する規制強化懸念でストップ安を演じる急落となり、年初来安値まで半値となる大幅調整した。なお規制強化問題を巡り、下値模索が続きそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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