【注目の決算発表】東芝は増益転換予想で観測報道値、市場コンセンサスをクリアし続伸

2012年5月9日 12:30

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  東芝 <6502> は9日、4円安で始まったあと6円高の323円まで買い直され続伸している。

  前日8日大引け後に3月期決算を発表、前期は、今年1月の下方修正通りに減収減益転換したが、今期は、増収増益転換を予想、前日8日の観測報道値や市場コンセンサスをクリアしており、前日の海外市場で欧州株が軒並み安となり、NYダウも76ドル安と5営業日続落したことから、強まっている欧州債務危機再燃懸念を押し返し下げ過ぎ訂正買いが優勢となっている。

  同社の前期業績は、前々期比4%減収、14%営業減益、22%継続事業税引前純益減益、45%純益減益と落ち込んだ。デジタルプロダクツ部門の営業利益が282億円の赤字に転落し、電子デバイス部門や社会インフラ部門も営業利益の続伸幅を縮めたことが要因となった。

  今期業績は、デジタルプロダクツ部門でパソコン事業が堅調で映像事業も改善し営業利益が、150億円と黒字化、電子デバイス部門もディスクリート、システムLSIが回復して営業利益を伸ばし、社会インフラ部門の営業利益も22%増と続伸することから増収増益転換を予想、営業利益は、3000億円(前期比45%増)と観測報道通りとなり、純利益も、1350億円(同83%増)と市場コンセンサスを80億円超上回る。

  株価は、年初来安値301円から今年1月の前期業績の下方修正で悪材料出尽くし感から底上げ、円高修正、HDD事業売却、期末配当の増配、米アップル社関連人気などが続いて同高値383円をつけ、ほぼ往って来いの調整となった。PER10倍台の下げ過ぎ訂正で一段の戻りを試そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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