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【株式市場を検証】米株高を好感だがGW谷間で様子見ムード
【日経平均株価、TOPIXともに3営業日ぶり小幅反発】
■東証1部市場の売買代金は4営業日ぶりに1兆円を下回る
2日は小幅に上昇した。日経平均株価は前日比29円30銭(0.31%)高の9380円25銭、TOPIXは前日比3.38ポイント(0.43%)高の792.87となり、いずれも3営業日ぶりに反発した。前日の米国株式市場の上昇を好感したが、明日からの4連休を控えて様子見ムードの強い展開だった。
日経平均株価の日中値幅は73円43銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で9225億円となり、前日の1兆1574億円に比べて減少し、4営業日ぶりに1兆円を下回った。
前日1日の米国株式市場は概ね上昇した。ダウ工業株30種平均株価は前日比65ドル69セント(0.50%)高の1万3279ドル32セントと反発した。米4月ISM製造業景気指数が市場予想以上に改善したことを好感した買いが優勢になった。終盤に伸び悩んだが4年4カ月ぶりの高値水準だった。S&P500株価指数は前日比0.57%高と反発、ナスダック総合株価指数は前日比0.13%高と反発した。米4月ISM製造業景気指数は54.8となり、3月の53.4に比べて市場予想以上に改善した。米3月建設支出は前月比0.1%増加となり、2月改定値の同1.4%減少(同1.1%減少から下方修正)に比べて改善したが市場予想は下回った。
この流れを受けて日経平均株価は前日比46円92銭高と買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き90万株の買い越し観測だった。前日の米国株式市場が上昇したことや、為替がやや円安方向に傾いたことを好感した。寄り付き前に日銀が発表した4月マネタリーベースは前年同月比0.3%減少となったが、東日本大震災後の大量資金供給の反動のため外国為替市場は反応薄だった。
寄り付き後の日経平均株価は9300円台後半でモミ合う展開となった。GW(ゴールデン・ウイーク)の谷間で積極的な買いは見られず、手控えムードを強めた。午前の中盤になると前日比マイナス圏に転じる場面もあり、前日終値付近でモミ合う展開となった。金融大手HSBCが発表した中国4月製造業PMI(購買担当者景気指数)改定値は49.3となり、速報値の49.1から若干上方修正された。
午後に入ると日経平均株価は、株価指数先物取引が主導する形で、午前の中盤以降のモミ合いレンジをやや切り上げ、午後の中盤以降になると9400円台に乗せて上昇幅を広げる場面があった。中国株式市場が堅調だったことや為替がやや円安方向に傾いたことが支援材料だった。ただし取引終了にかけては手仕舞い売りが優勢となり、日経平均株価は終値で9400円台を回復できなかった。
東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄1075(全体の64%)、値下がり銘柄431(全体の26%)だった。セクター別には、鉱業、建設、食品、医薬品、石油・石炭製品、機械、卸売、保険、不動産、倉庫・運輸などが上昇した。一方でゴム製品、ガラス・土石、空運、電気・ガスなどが下落した。
東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、1位のホンダ <7267> 、3位の三菱UFJFG <8306> 、4位のトヨタ自動車 <7203> 、5位のファナック <6954> 、6位のグリー <3632> 、7位の三井住友FG <8316> 、10位のソフトバンク <9984> 、11位の日本たばこ産業(JT) <2914> 、13位のヤマダ電機 <9831> 、16位の日産自動車 <7201> 、18位のソニー <6758> 、19位のTDK <6762> 、22位のディー・エヌ・エー <2432> 、23位のセブン&アイ・ホールディングス <3382> が上昇した。
一方で、2位のシャープ <6753> の大幅下落が目立った。また8位のNTTドコモ <9437> 、9位のキヤノン <7751> 、12位の商船三井 <9104> 、14位の野村ホールディングス <8604> 、15位の日立製作所 <6501> 、17位のファーストリテイリング <9983> 、21位の東京エレクトロン <8035> が下落した。
個別物色とはいえ、物色の中心となるテーマや銘柄も見当たらず、膠着感の強い展開だった。ゴールデン・ウイーク(GW)の谷間、そして明日からの4連休中の重要イベントを控えて、様子見ムードを強めるのは当然だろう。
4日の米4月雇用統計、6日の仏大統領選決選投票、ギリシャ総選挙という海外の重要イベントの結果が最大の焦点となるが、事前に警戒感を強めているだけに意外と目立った反応は見られないかもしれない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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