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【外国為替市場展望:ドル・円相場】米QE3期待感や米4月雇用統計が焦点
【外国為替市場フューチャー:4月30日~5月4日のドル・円相場見通し】
■1ドル=79円台~82円台を想定
来週(4月30日~5月4日)(東京市場は5月1日~2日)のドル・円相場については、概ね1ドル=79円台~82円台のレンジを想定する。
米FOMC(連邦公開市場委員会)と日銀金融政策決定会合という重要イベントを通過したが、東京市場が4連休となる週後半には、5月3日のECB理事会(金利発表と記者会見)、4日の米4月雇用統計、さらに6日の仏大統領選決選投票とギリシャ総選挙を控えており、当面の焦点となるだろう。
リスク回避の動きを強める可能性が考えられるうえに、米国の量的緩和策第3弾(QE3)への期待感が高まり、ドル売り・円買いが優勢になる可能性があるだろう。東京市場が休場の間には、仕掛け的な動きにも注意が必要になるだろう。
前週(4月23日~27日)のドル・円相場は、概ね1ドル=80円20銭台~81円60銭台のレンジで推移した。ドル売り・円買いがやや優勢で、週末27日の海外市場で終盤は1ドル=80円20銭~30銭近辺だった。
週前半は重要イベントを控えてモミ合う展開だったが、25日の米FOMC後の記者会見で、バーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長が必要に応じて追加措置を講じる用意があると述べ、QE3の余地を残したため、徐々にドル売り・円買いが優勢になった。さらに27日の日銀金融政策決定会合で追加緩和策を決定した直後に乱高下したが、結局は材料出尽くし感でドル売り・円買いが優勢になった。
ドル・円相場に関しては、ユーロ圏債務危機問題に対する警戒感が一時的に影響する場面もあるが、大勢としては日米の金融政策に対する思惑が交錯する形となっている。そして前週の重要イベント通過後には、米国のQE3への期待感が高まる一方で、日本の追加緩和策に対しては材料出尽くし感が強まる形となった。
さらに米国の主要経済指標は、全体的にやや低調な内容であり、特に足元では雇用関連指標の悪化が目立っている。このためQE3に対する期待感が高まり、一段と円高方向に傾く可能性もあるだけに、5月4日の米雇用統計が注目されるだろう。
当面の注目スケジュールとしては、4月30日のスペイン第1四半期GDP速報値、ユーロ圏4月消費者物価指数速報値、米3月個人所得・消費支出、米4月シカゴ地区購買部協会景気指数、日米首脳会談、5月1日の中国4月PMI(購買担当者景気指数)(物流購買連合会)、豪中銀理事会、米4月ISM製造業景気指数、米4月自動車販売台数、2日の日本マネタリーベース、EU財務相理事会、米3月製造業新規受注、米4月ADP雇用報告、3日のECB理事会(金利発表と記者会見)、米4月ISM非製造業景気指数、米新規失業保険申請件数、3日~4日の米中戦略・経済対話、4日の米4月雇用統計などがあるだろう。
その後の注目イベントとしては、5月6日の仏大統領選決選投票、ギリシャ総選挙、9日の独3月貿易収支、仏3月貿易収支、9日~10日の英中銀金融政策委員会、10日の日本3月経常収支、韓国中銀金融政策委員会、インドネシア中銀政策理事会、英3月貿易収支、米3月貿易収支、米4月財政収支、バーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長の講演、14日のユーロ圏財務相会合、15日の仏第1四半期GDP速報値、独第1四半期GDP速報値、ユーロ圏第1四半期GDP速報値、EU財務相理事会、17日の日本1~3月GDP1次速報値などが予定されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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