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豊田通商、中国でマッシュルーム生産事業に参入
豊田通商は18日、中国成都市にある成都東蔵現代農業発展有限責任公司とともに、中国で需要の高い生鮮マッシュルーム生産・販売の合弁会社を設立したと発表した。2013年9月から商業生産を開始する予定。
成都市および四川省は、近年の経済成長や人口増加による農・畜産物の需要増に応え生産拡大した結果、現在畜ふん・麦わらの不適切な処理などによる環境汚染の問題が見られるという。また、世界最大のマッシュルーム生産・消費国である中国の一大産地でありながら、露地栽培が主であり、労力に比べ収量が低く、農民の生産離れが進んでいる。さらに、マッシュルームの見栄えをよくするための流通経路における水増しや漂白による品質低下の問題もあるといわれている。
そのため今回の事業では、畜ふん・麦わらを適切に処理(衛生管理・発酵)して良質なたい肥を作り、マッシュルーム栽培の培地として有効活用する。また、先進的な大型施設栽培による労働環境の改善、農薬の低減化と周年栽培を実現する。さらに、流通経路における管理を徹底し、安心・安全な商品を提供する。
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