日揮、米国ルイジアナ州における天然ガス田の生産を開始

2012年3月29日 16:02

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 日揮は29日、100%子会社であるJGCエナジーディベロップメント社(所在地: 米国テキサス州、以下JEDI)を通じて、9.5%権益を保有する米国ルイジアナ州バーミリオン郡鉱区内の、天然ガス田試掘1号井の生産を3月10日より開始したと発表した。

 同事業は、米国ルイジアナ州南部バーミリオン郡の湖沼域において、オペレーターであるペトロクエスト社が主導する天然ガス探鉱事業であり、昨年8月に掘削された試掘1号井において、ガス層の存在が確認された後、生産出荷設備の設置を行ってきたが、今回、生産開始に至った。

 現在、同井からは、天然ガス(日量23 MMscfd)、原油(日量470 bbl)、NGL(日量875 bbl)を生産している。また、さらなるガス層の広がりを確認する為、今年2月より評価井として2坑目の掘削が開始されており、8月頃を目安として同井の生産開始を見込んでいるという。

 日揮は、JEDI社を通じ、2007年に米国ルイジアナ州の油ガス田生産・開発事業に本格的に参入し、埋蔵量の積み増しを目指してきた。「本探鉱事業でのガス層発見・生産開始は、当社の生産量および埋蔵量を増加させると共に、当社の石油ガス開発事業にとって、大きな前進になると考えている」と日揮はコメントしている。

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