日航、ボーイング787初号機を3月25日に受領　4月22日よりボストン線に投入

　日本航空（JAL）は21日、最新鋭機787-8機材の初号機を、3月25日に米ボーイング社（米国シアトル）より受領すると発表した。

　JALが導入する787-8機材は、従来の航空機と比べ運航効率が約20%高い低騒音機体で、4月22日よりボストン線を787-8機材で新規開設するとともに、羽田＝北京線、成田＝モスクワ線・デリー線、羽田＝シンガポール線、成田＝シンガポール線の既存5路線や、2012年度中に新規開設するサンディエゴ線やヘルシンキ線についても、準備が整い次第787-8機材を順次路線投入していく計画。

　なお、787-8機材の初号機は、3月26日16時（日本時間27日8時）にペインフィールド空港（米国シアトル）を出発し、3月27日18時30分（日本時間）に成田空港に到着する予定。

　また、JALは、今回納入される787の機内インテリア等の仕様を決定した。先進的かつ革新的な機内サービス環境の提供に加え、顧客の快適性向上を重点に据えた787-8機材の機内仕様は、ビジネスクラス42席・エコノミークラス144席・合計186席で、広い大型の窓、快適な湿度・気圧の設定、季節に合わせた機内照明（LED照明）、快適性を追求した座席、国際線機内エンターテインメントで世界初となる『SKY　MANGA（スカイマンガ）』の提供、機内温水洗浄機能付トイレ等、JALが培った技術をさらに進化させたものとなる。