【話題株】サークルKはユニーのTOB価格にサヤ寄せしストップ高気配

2012年2月17日 13:13

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  サークルKサンクス <3337> (東1・監理)は後場、買い物をやや膨らませ300円高の1630円買い気配とストップ高で急続伸したまま値が付かず、昨年2月につけた昨年来高値1437円を一気に更新している。

  前日16日大引け後に親会社のユニー <8270> (東1)が、同社株を株式公開買い付け(TOB)すると発表、同社も賛同意見の表明と株主への応募推奨を取締役会決議したことから、TOB価格1780円へのサヤ寄せ思惑を高め売り買い差し引き約5440万株の買い物が殺到している。

  TOBは、大手チェーンの寡占化が進むコンビニエンスストア業界で、食料品を主体とする親会社の総合小売業とサークルKのコンビニ事業の仕入れ・物流などのノウハウを有機的に組み合わせ、グループの経営資源を最適配分してシナジー効果を最大化、多角的な小売ビジネスの展開やアジアを中心とする海外市場への進出などを図ることが企業価値の向上につながるとして取締役会決議された。

  買い付け期間は2月17日から4月2日までの31営業日、買い付け株式数は4300万3520株、買い付け代金は765億4600万円を予定、TOB後にサークルKは上場廃止となる。なおユニーも、後場やや上げ幅を縮めているが、前場は60円高の761円まで買い進まれる場面があり、急反発している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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