マツダ、車両の軽量化を実現する自動車部品用樹脂材料を開発

2012年2月9日 16:45

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「マツダ CX-5」(画像:マツダ)

「マツダ CX-5」(画像:マツダ)[写真拡大]

  • 「マツダ CX-5」に採用するバンパー(上:フロントバンパー、下:リアバンパー)(画像:マツダ)

 マツダは9日、日本ポリプロ株式会社と共同で、従来と同等の剛性を保ちながら、車両の軽量化を実現する自動車部品用の樹脂材料を開発したと発表した。

 部品をより薄肉で製造できるため、材料使用量の大幅な削減が可能となり、フロントおよびリアバンパーに採用した場合、約20%軽量化することができる。製造工程においては、薄肉化により成形時の冷却時間を短縮したことに加え、CAE解析技術の活用により樹脂材料の流動性を最適化することで、従来は約60秒かかっていたバンパーの成形時間を半分の30秒に縮めた。これにより、製造時の消費エネルギーを大幅に削減することができる。

 マツダは、この樹脂材料を採用したクラス最軽量のバンパーを、今春から販売開始する新型クロスオーバーSUV「マツダ CX-5」に搭載し、順次新型車に展開していく予定。

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