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「みんなの就職活動日記」2013年度卒学生の就職人気企業、「電通」が総合1位
「みんなの就職活動日記」2013年度卒学生の就職人気企業ランキング[写真拡大]
楽天が運営するクチコミ就職情報サイト「みんなの就職活動日記」(以下「みん就」)は、2013年度卒業予定の学生を対象に調査した『就職人気企業ランキング』を、本日2月8日に発表した。
今回の調査は、2011年10月3日から2012年1月9日にかけて、「みん就」に登録する2013年度卒業予定の学生会員を対象に、インターネットとみん就主催の就職フォーラム会場でアンケートを実施し、6,289人から回答を得たもの。同調査は、ノミネート企業590社のうち、志望動機の高い上位5社を選択し、それぞれの理由を「仕事の魅力」、「会社の魅力」、「雇用の魅力」、「社会的責任の魅力」、「採用活動の魅力」の5つの観点から選んだものを集計している点が特徴。
総合ランキング1位は電通(男子文系3位、女子文系7位)、2位は伊藤忠商事(男子文系2位、女子文系5位)だった。「これらの企業は、毎年不動の人気企業であり、優秀な学生を獲得するために戦略的に情報公開を行ったことがランクインの理由と言える」と「みん就」はコメントしている。志望理由については、電通は「年収が高い」(7位)のほか、「仕事が面白そう」、「事業自体が社会貢献」などの回答も多かった。また、「文化・芸術・スポーツ活動に熱心」(9位)と企業の社会的責任に魅力を感じる学生が多かった。伊藤忠商事は「成長性が早い」(7位)、「教育研究に熱心」(9位)などが挙がり、若いうちから活躍できる企業を望む学生が多いことが見て取れるという。
総合3位はオリエンタルランド(女性文系1位)だった。昨年と今年の文系のランキングを比較すると、同社は3位から1位にランクアップしている。志望理由を聞いたところ、「経営者・ビジョンに共感」(3位)、「教育研究に熱心」(5位)、「仕事が面白そう」(8位)の項目でポイントが高く、サービスのイメージに直結した評価により高得点を獲得したと「みん就」は分析している。
上位10位までを見てみると、10社中9社までがマスコミ、商社の人気企業やいわゆるBtoC企業が占めたのに対して、大日本印刷が9位にランクインしている。「大日本印刷のホームページを見ると、FacebookやTwitterなどの新しいツールを駆使して独自の情報公開を実施していることが分かる。情報更新の頻度が高く、BtoB企業として積極的な情報公開を行った結果、効率的な企業認知度アップに成功している」と「みん就」はコメントしている。
総合ランキングの11位から30位までを見ると、20社中19位までがマスコミ、商社、BtoC企業が占め、BtoB企業は1社だった。10位までの傾向も同じことからも学生の企業選びが認知先行型なのが顕著に表れているという。「2012年度卒業予定者の場合は、3年生の6月からインターンシップに参加でき、恵まれた環境だったが、今年度からは12月以降の情報提供となったため、実質6カ月間の短縮となった。昨年と比較して情報収集が難しいことから、認知度を優先して企業を選ぶ学生が多くなると予測している」と「みん就」はコメントしている。
なお、総合ランキング上位10社は、1位:電通、2位:伊藤忠商事、3位:オリエンタルランド、4位:資生堂、5位:三菱東京UFJ銀行、6位:全日本空輸(ANA)、7位:JTBグループ、8位:三井住友銀行、9位:大日本印刷(DNP)、10位:博報堂・博報堂DYメディアパートナーズ。
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