米半導体大手のテキサス・インスツルメンツ、大分県の工場を閉鎖へ

2012年1月24日 14:45

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 米半導体大手のテキサス・インスツルメンツ(TI)は23日(現地時間)、稼動から年数を経た、日本の大分県日出町および米国テキサス州ヒューストンにある2つの工場を、今後18ヶ月をかけて閉鎖する計画であることを発表した。

 今回閉鎖される2工場の生産は、より先進的な他のTIの工場へ移管されるという。2つの工場ではそれぞれ約500人が雇用されている。閉鎖にかかる費用は約2億1500万ドル(約165億円)と見積もられている。

 リッチ・テンプルトン会長、社長兼CEOは、「この2つの工場は、30年以上の長きにわたり、オペレーションにおいて、すばらしい貢献をしてくれた。しかしながらこれらの工場は大幅な改修が必要な時期にきており、より大規模で先進的な工場へ生産を移管したほうがより良いとの判断に至った」と述べている。

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