住友商事など3社、首都圏で初のテレビを活用したネットスーパーを本格展開

2011年12月15日 18:39

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 住友商事、東日本電信電話(NTT東日本)、シャープシステムプロダクトの3社は15日、住友商事が提供する「サミットネットスーパー」のサービスを、NTT東日本が提供する「フレッツ光」を活用することにより、テレビで便利に買物を楽しめるネットスーパーサービスとして提供していくことに関し、協業することで合意したと発表した。

 今回の協業により、首都圏で約800万世帯向けに「サミットネットスーパー」を提供する住友商事、約900万の「フレッツ光」ユーザを持つNTT東日本、液晶テレビ等を活用した新たなソリューション提案を行うシャープシステムプロダクトの3社は、テレビを活用した新たな形でのネットスーパーサービスの提供を推進していく。これにより、高齢者や、首都圏でも増えている「フード・デザート」と言われる買物が不便なエリアに住んでいる人などの生活利便性向上に貢献していく考え。

 具体的には、現在主にパソコンから利用されている「サミットネットスーパー」の買物サービスを、「フレッツ光」の利用者向けにNTT東日本が提供を予定しているテレビ接続型インターネット端末を通して、テレビ端末向けに提供する。シャープシステムプロダクトは、住友商事とNTT東日本に対して、テレビを活用した生活サービスの提供で得たノウハウを提供する。

 同サービスにより、日常食材や日用雑貨などが簡単なリモコン操作により購入できるようになり、高齢者に比較的多いパソコンやスマートフォンなどのIT機器の利用に不慣れな人も、ネットでの買い物が簡単で便利に利用できるようになる。なお、テレビ端末上でリモコンを使って利用できるネットスーパーとしては、首都圏での初めての本格展開となる。

 さらに、住友商事とNTT東日本は、「フレッツ光」を活用してテレビで買物ができるネットスーパーサービスの提案・プロモーションを、サミット店舗やサミットネットスーパーWebサイト、「フレッツ光」の利用者向けWebサイトなどを通じて実施し、普及拡大を推進することにより、両社の顧客に対して付加価値の高いサービスを提供するとともに、相互に顧客拡大等を図っていく。

 なお、同サービスの提供開始時期は2012年3月の予定。
 

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