カシオ、タイ洪水で「GB-6900」などG-SHOCK新製品の発売時期を延期 

2011年10月31日 12:23

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GB-6900-1JF(左)とGW-4000-1AJF(右)(画像提供:カシオ計算)

GB-6900-1JF(左)とGW-4000-1AJF(右)(画像提供:カシオ計算) [写真拡大]

 カシオ計算機は31日、タイの洪水被害により、同社グループ会社(カシオタイ)での生産活動が停止しているため、G-SHOCK新製品の発売時期を延期すると発表した。

 発売時期を延期するのは、11月30日発売予定だったG-SHOCK「GW-4000」と、12月下旬発売予定だったG-SHOCK「GB-6900」の2製品。いずれも「発売日未定」に変更となる。新しい発売日については、「発売日が決定し次第、改めて案内する」としている。

 同社が10月26日付で発表したタイの洪水被害状況によると、パトゥムタニ県ナワナコン工業団地内にある「Casio (Thailand) Co.,Ltd.」が、工場敷地内及び建屋が浸水しているため、現在、操業を停止している。同工場では、電子時計等の製造を行っている。

 今回発売を延期するG-SHOCK「GB-6900」は、省電力で通信を可能にする近距離無線技術のBluetooth V4.0(Bluetooth low energy technology対応)に世界で初めて対応した次世代腕時計の第一弾として注目を集めていた。

 「GB-6900」は、Bluetooth V4.0を用いることで、世界中で時刻修正を可能にした次世代の腕時計。同規格に対応したスマートフォンと通信することにより、スマートフォン側の時刻情報を腕時計が受信し、自動で時刻修正を行うほか、スマートフォンの着信やメール受信を、腕時計側の電子音や振動で知らせるといった様々な機能が利用可能になる。

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