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アリアンツ生命、保険商品の新規取扱いを休止 既存顧客の契約は維持
アリアンツ生命保険は30日、2012年1月1日から、既存顧客の契約の維持・保全に注力し、全保険商品の新規の取扱いを休止することを決定したと発表した。
既に同社の保険商品に加入している顧客の契約内容については、「変更は一切ない」と同社は説明。「今後も、お客さまとのご契約を確実にお守りしていく。また、従来どおり全保険商品のご契約にかかわるサービスを提供していく」(同社)としている。
アリアンツ生命は、2008年4月に営業を開始し、変額年金保険と変額終身保険を販売してきた。
2011年6月末時点、アリアンツ生命の保有契約件数は約3万3,000件、総資産は約2,284億円。ソルベンシー・マージン比率は4,879.4%であり、十分な支払い余力を有しているという。「弊社は、強固な資本基盤を有するアリアンツSEの支援のもと、万全の体制でご契約を確実に履行していく」と同社はコメントしている。
なお、「このたびの決定はアリアンツ生命に関するものであり、日本で事業を展開しているアリアンツ火災海上保険をはじめとする他のアリアンツ・グループ会社への影響はない」と同社は報告している。
独アリアンツ・グループは、持ち株会社のアリアンツSEを中心に、保険、資産運用およびアシスタンス・サービスなど、幅広い金融サービスを世界各国で提供している総合的金融サービス企業の1つ。世界70か国以上で、7,600万人以上の法人や個人にサービスを提供している。
1990年にヨーロッパの保険会社として、日本で初めて損害保険子会社設立の免許を取得。アリアンツ火災海上保険は、2010年からアリアンツ・グローバル・コーポレート・アンド・スペシャリティーの傘下となり、日本の法人顧客向けの企業保険に注力している。
また、信用保険事業(ユーラーヘルメス信用保険会社)、アシスタンス・サービス(ミレア・モンディアル株式会社)でも活発な活動を行うほか、RCMジャパン株式会社やピムコジャパンリミテッドによる資産運用ソリューションも提供している。
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