JT、2011年産国産葉たばこの放射性物質検査を実施

2011年9月6日 16:16

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2011年産 国内葉たばこの購買・使用に伴う検査体制のイメージ図(画像:日本たばこ産業 提供)

2011年産 国内葉たばこの購買・使用に伴う検査体制のイメージ図(画像:日本たばこ産業 提供) [写真拡大]

 日本たばこ産業(JT)は6日、葉たばこ農家等からの協力を得て、購買前段階における2011年産の葉たばこに対する放射性物質検査を8月中旬から開始し、今回、黄色種葉たばこの検査が完了したと発表した。「2011年産の葉たばこの収穫が開始されるに当たり、より一層の品質強化を図るため」と同社はコメントしている。

 検査の結果、社内暫定基準値(放射性セシウム: 500Bq/kg、放射性ヨウ素: 2,000Bq/kg)を超えた葉たばこはなかった。

 検査対象品種は、黄色種葉たばこ(乾燥済)。検査対象地域は、茨城県・栃木県・千葉県・静岡県(福島県については、原子力発電所事故の影響により今年の耕作を休止している)。検査点数は、各市町村別にサンプル35点の調査を実施。検査対象物質は、放射性セシウム134、放射性セシウム137、放射性ヨウ素131。検査機関及び検査機器は、同社研究所、ORTEC社製ゲルマニウム半導体検出器。

 なお、残る在来種及びバーレー種葉たばこについても、9月中旬以降に検査を実施する予定。今後の検査結果についても、「当社ホームページで知らせる」としている。

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