凸版印刷、様々な形状に加工可能なNFC対応ICタグ:キーホルダー型や携帯ストラップ型も

2011年9月1日 15:38

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凸版印刷は1日、様々な形状に加工可能なNFC対応ICタグを開発し、9月中旬から販売開始すると発表した。写真は同社が公開した製品イメージ。

凸版印刷は1日、様々な形状に加工可能なNFC対応ICタグを開発し、9月中旬から販売開始すると発表した。写真は同社が公開した製品イメージ。[写真拡大]

 凸版印刷は1日、様々な形状に加工可能なNFC対応ICタグを開発し、9月中旬から販売開始すると発表した。コンサートのチケッティングやアミューズメント施設の入館管理、ガソリンスタンドのID認証などの需要を見込む。

 発表によると、同社は高感度で高い耐久性を持つ小型アンテナを開発し、タグの小型化や各種形状への加工を可能にした。企業や生活者の用途にあわせた様々な形状、印刷などのカスタマイズ対応が可能という。

 また、キーホルダー型やリストバンド型、携帯ストラップ型など多様な形状のNFC対応ICタグを製品化した。

 同社ではこのICタグの想定用途として、コンサートやプロスポーツ観戦のチケッティング機能が付いたファンクラブ会員証タグ、企業のショーケース、展示会、就職説明会などイベントの入館管理、アミューズメント施設や入浴施設などのポイント管理、入館管理用タグ、ガソリンスタンドの支払い時にリーダーにかざし、クレジットカードと紐付けるID証タグなどを提案している。

 参考価格は、携帯クリーナータイプを1万個製造した場合で1個あたり350円から。2012年度に1億円の売上げを目指す。

 同社は今後、非接触IC決済サービスのpaypass、Visa payWaveなど電子マネーに対応したICタグ製品も開発し、クレジットカード会社や電子マネー事業者に提供していく方針としている。

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