【銘柄診断】アークランドは業績上方修正も利益確定売りが強まり急反落

2011年6月21日 18:21

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  アークランドサカモト <9842> は21日、30円高と3営業日続伸して寄り付いたが、高値後は売られ41円安の1173円と急反落した。20日大引け後に今2月期第1四半期(1Q)決算の開示とともに、早くも第2四半期(2Q)累計・2月通期業績の上方修正を発表したが、前日20日ザラ場に年初来高値1253円まで買い進まれていただけに利益確定売りが優勢となっている。

  業績修正のうち2月通期業績は、期初予想より売り上げを10億円、経常利益を5億円、純利益を2億5000万円それぞれ引き上げ、純利益は、35億5000万円(前期比8%増)と前期の過去最高を連続更新する。

  1Q業績が、東日本大震災の復旧需要が寄与して、前年同期比10%増収、44%経常増益、11%純益増益と計画を上回って着地し、大震災関連の復旧・復興需要が当分の間継続するとして上方修正した。

  株価は、大震災発生で年初来安値792円まで突っ込んだが、震災後の前期業績の上方修正をテコに震災前の1000円台を回復、今期業績の続伸予想で震災関連株人気を高めて高値を更新した。下値からは利益確定売りを吸収してPER6倍台、PBR0.6倍の割安修正で再騰する展開も有力となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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