【銘柄診断】アルバックはG8関連で太陽光発電人気が再燃して急反発

2011年5月25日 17:52

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

【銘柄診断】アルバックはG8関連で太陽光発電人気が再燃して急反発

  アルバック <6728> は25日、68円高の1990円と急反発した。5月26日から27日まで開催される主要8カ国首脳会議(G8)で、原発事故に対応してエネルギー政策の見直し、太陽光発電への支援策が打ち出されることを先取り、同社が展開している太陽電池製造装置への見直し買いが続いており、今6月期業績の下ぶれ推移や期末配当の未定変更も、織り込み済みとして下げ過ぎ訂正が一段と期待している。

  同社は、薄膜シリコン系太陽電池の一貫製造ラインに強みを持ち、アジア向けなどに受注が順調に推移しているが、今期業績は、同製造ラインの韓国向け売掛金が回収不能となって50億4100万円の貸倒引当金を計上し、今年1月に下方修正した。

  このため株価は、2000円台を割り、さらに東日本大震災発生では年初来安値1360円まで突っ込んだが、5月12日の第3四半期決算発表時に大震災の影響で今期業績予想と期末配当を未定に変更したものの、悪材料織り込み済みとして下方修正前の2000円台回復目前とリバウンドした。PERは業績予想の未定変更で算出できないが、PBRでは1倍ソコソコと下げ過ぎを示唆しており、G8関連の材料株人気が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
東京電力は放射能水の移送中断を受けて下げ幅を拡げる(2011/05/25)
【銘柄診断】三菱マテリアルは悪材料の織り込み終了、成長狙う中計発表に期待(2011/05/25)
株式投資情報SHOPがスタート!実績あるプロが監修したノウハウ教材だけを集めた専用ショップ(2011/05/25)
株式評論家・犬丸正寛の『時を買え投資法』で着実に稼ぐ、メールマガジンが創刊!シンプルに注目銘柄を紹介(2011/04/01)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事