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【銘柄診断】第一生命は下げ過ぎ訂正で急反発も東電続急落響き上値やや鈍る
★売り方の買い戻しも交え下げ過ぎ訂正買いが再燃
第一生命保険 <8750> は、2500円高の12万900円と5営業日ぶりに急反発している。同社が第2位の大株主に位置する東京電力 <9501> の株価が、福島第1原子力発電所事故の深刻化から急落し、同社保有株に大幅な評価損が発生、業績下ぶれ懸念を強めて換金売りが続いていたが、売り方の買い戻しも交え下げ過ぎ訂正買いが再燃している。
ただ東電の株価が、10時21分に100円安の466円まで売られ下げ幅を拡大したことから反発幅をやや縮めている。東電株を大量に保有する企業は、ゼネコンなどを中心に多く、すでに東電株急落につられて売られているが、同社株は、前日29日に日経平均株価の構成銘柄に新規採用・組み入れられた好需給思惑もあって相対的に堅調に推移していた。
同社の東電保有株は、5500万株に達しており、東電の株価が2100円台から400円台まで急落したことから評価損の悪化が懸念されている。
株価は、昨年4月に公開価格14万円で上場され、16万円で初値をつけ16万8800円まで買い上げられたが、上場人気の一巡で9万6700円まで売られた。
同安値からは今3月期第2四半期業績の上方修正や豪州中堅生保買収などを手掛かりに底上げ、ようやく公開価格を回復し、日経225銘柄採用で上場来高値キャッチアップを目指した。東北地方太平洋沖地震では10万8000円まで急落したがすかさずリバウンドした。東電の株価動向を巡り強弱感の拮抗が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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