【銘柄診断】SONYFHは続急落も株式分割の権利付き最終日を前に思惑錯綜

2011年3月26日 14:40

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

★あと1日半、権利取り再燃の展開も想定

  ソニーフィナンシャルホールディングス(SONYFH) <8729> は25日、1万4000円安の30万9000円と続急落した。

  東北地方太平洋沖地震発生によりリスク回避売りで窓を開けて28万4900万円まで急落し、窓埋めをしただけに利益確定売りが続いている。ただ株式分割の権利付き最終日が、来週早々の3月28日に迫っており、あと1日半、権利取り再燃の展開も想定される。

  株式分割は、投資単位当たりの金額を引き下げて投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大と株式流動性の向上を図ることも目的として1株を200株に分割、併せて全国証券取引所が進めている売買単位集約計画に沿い単元株制度を採用して単元株式数を100株にすることも可能とした。

  株価は、今年2月の今3月期業績の上方修正、第3四半期の好決算や、日経平均株価構成銘柄の定期入れ替えで、同社株が有力候補株視された好需給思惑も上乗せとなって昨年来高値36万2500円まで買い進まれた。

  日経平均構成銘柄は、第一生命保険 <8750> が採用され、同社株は外れとなったが、同時に発表した株式分割を好感し失望売りとはならず高値をキープした。権利付き最終日に向け思惑は錯綜しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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