【銘柄診断】オカダアイヨンは大地震復旧関連の特需思惑が続き６連騰、高値を更新

★低位値ごろ妙味も加わり特需関連株人気が続こう

　　オカダアイヨン <6294> は２４日、２９円高の３００円と昨年来高値を更新し６営業日続伸した。前日ザラ場に昨年来高値２９９円まで急伸し、引けにかけ利益確定売りで値を消したが、下値ではすかさず東北地方太平洋沖地震の関連特需を先取りする買い物が再燃している。終値は２８円高の２９９円。

　　東北地方太平洋沖地震の被災地の復旧工事、ガレキの撤去や倒壊家屋・ビルの解体工事などで、同社の油圧ブレーカー、破砕機などの建設機械や、リサイクル機械の活躍場面が想定されている。

　　同社の業績は、水面スレスレの低迷が続いている。公共投資の抑制、民間建築投資の減少などが響き、建設機械需要が伸び悩んでいることが要因となっている。

　　前３月期業績は、大幅に赤字転換して無配転落、今期は、純利益を１０００万円（前期は７億４２００万円の赤字）と小幅黒字転換、復配を予想したが、昨年１１月に第２四半期累計業績を下方修正し、今年２月開示の第３四半期（３Ｑ）決算もなお赤字計上となった。

　　株価は、３Ｑ決算発表で下ぶれたが、巨大地震発生後の１４日にはストップ高と急伸、大きく底上げしてきた。ＰＥＲ評価では投資採算圏外となるが、ＰＢＲは０．４倍と割り負けており、低位値ごろ妙味も加わり特需関連株人気が続こう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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