【銘柄診断】島根銀行は急反落も3月期末接近で配当利回り買い余地

2011年3月23日 13:59

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

★高値奪回から上値を伸ばす展開も!

  島根銀行 <7150> は前場、30円安の845円と3営業日ぶりに急反落した。

  同社株は、東北太平洋沖地震が発生したあとの今年3月15日に公開価格560円で新規上場され、相場が全面安となるなか、今3月期の年間配当50円を買い手掛かりに685円で初値をつけ、前日ザラ場には上場来高値890円まで買い上げられており、さすがに利益確定売りが出た。ただ、下値には期末接近とともに配当利回り買いも交錯していた。

  同行は、島根県を地盤として地域密着型経営を続ける地方銀行で、子会社でクレジットカード事業、リース事業も展開している。

  株価は、公開価格の配当利回りが8.9%と高くなるほか、PERが6倍台と割安で資金吸収額が5億円強と小規模にとどまることもフォローし上場高人気につながった。

  今期業績は、減収減益を予想しているが、国債等債券売却益の増加などを要因に当初予想を上回り、年間50円配当もキープされる。高配当利回り買いで、PER9倍台、PBR0.2倍の割安を修正、高値奪回から上値を伸ばす展開も見込まれる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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