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【銘柄診断】東武鉄道は連日の安値、公募新株式受け渡しでリスク回避売り
東武鉄道 <9001> は、後場下げ幅を拡大し終値は34円安の310円と変わらずを含めて5営業日続落し、連日の昨年来安値更新となっている。
東証株価指数(TOPIX)下落の寄与度ランキングで上位にランクされている。東北地方太平洋地震で東京電力 <9501> の福島第1原子力発電所が被災し、きょう15日寄り付き前から2号機の圧力抑制室の損傷、4号機の火災発生など事態が緊迫化するにつれ、市場でリスク回避の売り物が加速しており、同社は、これに加え前日払い込みで実施した公募投資(発行価格346円)の新株式の受け渡しがきょう15日となっており、公募新株がそのまま処分売りされている。
公募増資は、同社が進めている東京スカイツリーを中心とする業平橋駅周辺地区の土地区画整理事業の建設資金投資と優先出資証券の買い入れ・財務体質強化を目的に実施した。
株価は、2月23日の公募増資発表で希薄化懸念を強めて窓を開けて384円まで急落、ようやく発行価格をクリアしたところであった。相場全般が底入れするまで、同社株価も下値を探る展開を余儀なくされそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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