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【銘柄診断】楽天は株価先行の流れ、高収益のキャッチアップが必要不可欠に
楽天 <4755> は浮揚力を強め、昨年来高値圏での強い動きが続いている。前2011年12月期決算は売上げ2982億円と前期比16%増、営業利益566億円同13%増の好調な決算となった。
今2012年12月期については見通し難として数字を明らかにしていないが、国内におけるEC(電子商取引)事業やトラベル事業等のサービスの利用が一層広がり高い成長が維持されると見込んでいる。
また、中長期的な収益を拡大するため海外事業への戦略的な経営資源の配分を行い、金融関連事業についても収益は継続的に増大し、今12月期は前期を上回る業績確保を目指すとしている。ただ、EC事業やトラベル事業などの市場規模は拡大するにしても、業界内の競争は激化の様相を呈しており、今後とも高収益ペースを維持していけるかどうかは流動的と思われる。
そうした中で株価はPER23倍まで買い進まれており、実態に比べかなり先行しているニュアンスは否めない。足元の業績のキャッチアップを待つ展開になりそう。外国人持ち株比率が2010年12月時点で31%と、6月時点の27%を上回って過去最高水準に達しており、従来の買い一辺倒から少なくとも売り買いが交錯する局面に入りそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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