【銘柄診断】丸千代山岡家は足元の業績回復が鮮明に、今１月期は増益転換へ

　　丸千代山岡家 <3399> はやや調整色の強い展開となっている。前１月期第３四半期累計決算はラーメンの期間限定メニューの定期的実施、商品力アップ、新店舗の寄与などにより、売上げは５７億８５００万円と前年同期比１０％伸びた。ただ価格競争や出店費用増加などで営業利益は１億４２００万円と前年同期比３８％の大幅ダウンとなった。

　　前１月期通期では売上げが８０億円と前期比１１％増の好調ペースを維持、営業利益も３億３８００万円、前期比９％減少まで盛り返す見通しにある。第４四半期に入っての全店ベースの月次売上げは昨年１１月が前年同月比１３．７％増、１２月が１２．４％増、今年１月が７．８％増と好調に推移している。最後の第４四半期だけで２億３８００万円の営業利益計上となるが、四半期ベースでの営業利益ではここ何年もなかったほどの高い水準である。

　　こうした勢いを受け継ぐ今２０１２年１月期は増益転換の可能性が強くなってきた。ＰＢＲの０．６倍も割安だが、配当利回り４．４％は下値不安を乏しくする強力な要素である。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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