【銘柄診断】ツルハＨＤは２月月次続伸で決算発表を先取りし高値窺う

　　ツルハホールディングス <3391> は１日、８０円高の４１００円まで買われ、終値は４０円高の４０６０円と小反発した。２８日大引け後に発表した今年２月に月次営業報告で、既存店、全店売上げとも前年同月比プラスと続伸したことから、３月１６日発表予定の今５月期第３四半期（３Ｑ）決算を先取りし業績再上ぶれ期待を高めて内需関連の割安株買いが再燃しており、株不足で逆日歩のつく信用好需給も押し上げ材料視された。

　　２月月次売り上げは、既存店が３．９％増、全店が８．９％とプラス幅を拡大した。３店舗を新規開店（閉店１店舗）し全店客数が８．８％増となり、客単価もプラス転換したことが要因となった。

　　同社の今期業績は、第２四半期（２Ｑ）累計業績を発表した昨年１２月に期初予想が上方修正され、純利益は、７６億８９００万円（前期比１７％増）と連続過去最高更新の更新幅拡大が予想されている。この２Ｑ決算発表後も月次売り上げは、連続して前年同月比プラスを維持して推移しており、３Ｑ決算発表時の業績再上ぶれ期待にもつながっている。

　　株価は、昨年１２月の業績増額を受けて４０００円台を回復、１月月次営業速報が追撃材料となって昨年来高値まで買われ、４０００円台を固めている。売り方の買い戻しもフォローしてＰＥＲ１２倍台の割安修正が続こう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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