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【銘柄診断】ニチリンは業績続伸にインドネシア子会社設立オンも反落
ニチリン <5184> は、6円安の564円と反落している。前日17日大引け後に12月期決算とインドネシア子会社設立を発表、業績が前期は今年2月の再上方修正通りに黒字転換幅を拡大し、今期も続伸を見込んだが、今年2月14日に昨年来高値580円をつけていただけに利益確定売りが先行している。
前期業績は、売り上げが前々期より29%増と増収転換し、経常利益が16億9000万円(前々期は5億5000万円の赤字)、純利益が8億8000万円(同12億1600万円の赤字)と大きく黒字転換した。国内、北米、アジアの四輪車生産台数が大きく伸びて同社の売り上げも大幅増加となり、国内外グループ間での製品相互補完やロボット化の推進などで労務費・経費を抑制したことがV字回復業績につながった。
今期業績も、ベトナム拠点でのホース製造開始、中国拠点でのライン増設などグループ最適生産体制を確立することなどから続伸、純利益は9億円(前期比2%増)と予想している。なおインドネシア子会社は、成長する同国2輪車需要などに対応しアセアンの第3の拠点として設立する。
株価は、昨年11月の前期業績の1回目の上方修正・期末配当の増配から6割高したが、PER5倍台、PBRは0.5倍と超割安である。利益確定売りを吸収して反騰展開も見込まれる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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