【銘柄診断】日本コロムビアは今期業績上振れも来期見通し難が株価の足かせに

2011年2月16日 12:47

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  日本コロムビア <6791> は1月以来もみ合い場面となっている。2月10日に発表された2011年3月期第3四半期累計決算では営業利益が6億2700万円(前年同期5400万円)と好調だった。

  売上高は演歌・歌謡曲作品、教育作品、クラシック作品、およびゲーム作品の売上は増加したが、J―POP作品、アニメ作品の売上が減少したため、売上げは前年同期比4%減少した。

  J―POP作品を中心に利益率の高い配信が好調に売上を伸ばし、給与、報酬および経費等の削減努力を継続した効果が利益の大幅増加につながった。

  通期の営業利益は従来の5億2000万円という前期比54%増益見通しを据え置いた。既に通期の利益以上を計上している現状から見ると、最終的には上振れての着地となりそう。

  株価面では来2012年3月期も配信事業などの好調続くかどうかが注目される。来期の見通しについてある程度読みが出来る段階までは今のもみ合いが継続の方向が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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