【銘柄診断】ノアは今期減額に織り込み済みで反応、収益の黒字化をウオッチへ

　　ノア <3383> は底値圏でのもみ合い場面となっている。今２０１１年６月期決算について１２月中間決算の営業利益を５０００万円の損失から１億２４００万円の損失（前期１億１１００万円の損失）へ下方修正した。通期についても７３００万円の黒字を１億４９００万円の損失（同３億９０００万円の損失）へそれぞれ減額した。

　　半導体事業が不振だったほか新規に進出したＬＥＤ証明機器販売の本格的な展開が遅れたことが要因。こうした事態打開へ向け基幹事業の半導体事業を２月２８日以降一時凍結し、ＬＥＤ照明機器を基幹事業とした形態へ転換する経営改善計画を策定した。

　　ＬＥＤ照明機器については中核代理店に対する営業支援強化、レンタル事業への販売強化、官公庁入札案件の取組強化などを推進し早期の戦力化を図る。減額修正について株価は織り込み済みの反応となっており、今後は収益黒字化をウオッチする足取りとなりそう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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