【銘柄診断】グローウェルHDは今8月期第1四半期の好業績で見直し買い弾む

2011年2月7日 14:41

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■差別化で好収益を確保する妙味株

  グローウェルHD <3141> は昨年来高値圏に水準を切り上げる強い動きを見せている。きっかけになったのは1月14日に発表された今2011年8月期第1四半期決算の好調。売上げは639億円と前年同期比17%を達成した。

  ドラッグストア業界は規制緩和や再編、そして淘汰と、激動の時代を迎えているが、同社は調剤併設、深夜営業、カウンセリング化粧品の積極展開という独自のビジネスモデルに「介護事業」を加えたトータルヘルスケアステーションとして、他社との差別化戦略を推進している。

  この期も調剤併設率の進捗、深夜営業率のアップなどが売上げ増に貢献している。また、販管費の削減に積極的に取り組んでいる効果が現れ、営業利益は19億6200万円と前年同期比29%の増加を達成した。

  今期第1四半期の月次売上げは平均で前年同期比2.8%増だったが、第2四半期のスタートとなる昨年12月の月次売上げは3.2%増を記録した。今期通期の営業利益88億円(前期76億7200万円)の達成に余力が生まれている現状で、アナリスト筋では今期の上方修正を想定する声が強まっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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