【銘柄診断】日立ツールは好業績に比べ株価の出遅れが顕著、訂正高を狙う

2011年2月4日 18:52

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■底値買い好機の出遅れ銘柄

  日立ツール <5963> は昨年来の安値水準にとどまっているが、実態の好転との見合いではその出遅れは顕著だ。1月27日に発表された今2011年3月期第3四半期累計決算は売上げが117億円と前年同期比19%増に達した。

  工具業界では主要ユーザーである自動車・エレクトロニクス業界の生産がともに増加、工具の在庫調整が進展したことなどが売上げ回復の要因。増収効果に加え、期初より生産性改善プロジェクトに取り組んでいる効果もあり、営業利益は17億円と前年同期比2.6倍へ大きく回復した。今期通期の業績見通しについて売上高は前期比17%増の156億円、営業利益は同3.2倍の27億円を計画している。

  新規分野の拡大、グローバル競争力の確立、海外売上高比率50%などの目標を推進することで、2013年3月期に営業利益65億円以上を目指す中期経営計画も見直されていい材料である。低迷している株価の現状打破の動きが強まっていこう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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