【銘柄診断】ＮＴＴドコモはスマートフォン売上げ急拡大、収益押上げに期待

　　ＮＴＴドコモ <9437> はスマートフォン拡大の恩恵を享受、業績は回復感を強めつつある。韓国サムスン電子の「ギャラクシーＳ」やソニー・エリクソン製の「エクスペリア」など、今２０１１年３月期からスマートフォン投入を活発化しているが、今期は目標の１３０万台に対し９月中間決算で約６０万台を達成、年明けまでには１００万台を突破した模様。

　　今期の販売台数は２００万台と予想を大きく上回る可能性が強くなってきている。来２０１２年３月期はさらにスマートフォンの品揃えを増やす方針で、今後はパケットＡＲＰＵ（１契約者の平均月間収入）の増加という収益押上げ効果が表面化してくる。このため今期の営業利益は会社側見通しの８４００億円を上回る８６８０億円（前期８３４２億円）、来期は８７９０億円へ続伸する可能性が強まっている。

　　配当利回りは３．５％に達し利回り狙いの買いも継続的に流入している模様だ。昨年来高値１５万４４００円に挑戦していくパターンが予想される。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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