【銘柄診断】大和証券グループ本社は相場の先行きを占う上での指標的存在に

2011年1月24日 18:27

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

大和証券グループ本社<8601>(東1)の動きが鈍い。昨年11月以降株式市場が出直り色を強めている割には今一つそうした流れを取り込めないでいる。

大和証券グループ本社<8601>(東1)の動きが鈍い。昨年11月以降株式市場が出直り色を強めている割には今一つそうした流れを取り込めないでいる。[写真拡大]

  大和証券グループ本社 <8601> の動きが鈍い。昨年11月以降株式市場が出直り色を強めている割には今一つそうした流れを取り込めないでいる。

  前半の不振が尾を引く今2011年3月期の業績は低迷が予想されるが、株式市場復調を背景に来2012年3月期は業績回復パターン向かうことになりそう。また、同社の場合、2009年に三井住友フィナンシャルグループ(FG)との提携を解消したこともあり、法人事業で逆風が吹いているとされることも株価の足かせ要因になっている。

  株式市場の立ち直りが短期で終了してしまうならば証券会社の業績も回復感は乏しいものになるし、相場強調がロングランとなるならば証券各社の収益も大きく改善することになる。そういう意味では証券会社の動きは相場の強弱を反映するものになり、相場の先行きを占う上でも同社の動きは大いに注目される存在である。PBRは0.8倍にとどまり割安感が強く、基本的には強基調で推移しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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