【銘柄診断】ベルクは３Ｑ好決算も利益確定売りが先行し小反落

　　ベルク <9974> は、９円安の９８７円まで下げて２円安の９９４円と変わらずを含めて８営業日ぶりに小反落している。前日５日大引け後に発表した今２月期第３四半期（３Ｑ）決算が、２ケタ増益と続伸し、２月通期業績対比で高利益進捗率を示したが、前日ザラ場に昨年来高値９９９円まで買い進まれていただけに利益確定売りが先行している。

　　３Ｑ業績は、前年同期比６％増収、１９％経常増益、２３％純益増益となり、２月通期業績に対する利益進捗率は各８２％、８１％と目安の７５％を上回った。

　　４店舗を新規出店して８店舗を改装し、消費者の生活防衛意識に対応して購買頻度の高い商品群の価格政策を強化、ＬＳＰ（作業割当システム）の定着化など効率的なチェーンオペレーションを推進したことが要因となった。

　　２月通期業績は期初予想に変更はなく、純利益は、２６億４２００万円（前期比８％増）と連続の過去最高更新を見込んでいる。

　　株価は、今期第２四半期累計業績の上ぶれ着地、増配をテコに１００円高したが、ＰＥＲはなお７倍台、ＰＢＲ０．６倍と割安である。再度の上値評価が想定される。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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