【銘柄診断】メディア工房は下値からモバイル関連の割安修正買い再燃へ

2010年12月24日 18:11

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■純利益は、前期の過去最高を更新

  メディア工房 <3815> は24日、1700円安の6万1400円と4営業日続落した。祝日前の22日に11月度の月次売上高を発表、連続2ケタ増と好調に推移したが、9月、10月よりプラス幅が縮まったこともあり、織り込み済みとして利益確定売りが増勢となった。

  11月月次売上高は、前年同月比15.8%増と9月の31.3%増、10月の22.9%増からは伸び率を縮めたが、今期に入って3カ月連続のプラスとなり、第1四半期累計でも23.2%増と前期下半期(3カ月)の伸び率を上回った。携帯電話向け有料占いコンテンツが引き続き堅調に推移したことが要因となった。

  同社の今8月期業績は、この携帯電話向け占いコンテンツ事業で、前期末で有料会員数が前々期比42%増の33万4432人、コンテンツ数が51コンテンツ、提供サイト数が160サイトとなり、今期も毎月新規コンテンツを投入することから続伸を予想している。

  純利益は、3億1000万円(同20%増)と前期の過去最高を更新し、配当も、1700円(前期実績2800円)と株式分割勘案で実質増配する。

  株価は、新興市場のネット関連株人気とともに株式分割落ち後安値4万7250円から4割高し利益確定売りで高値もみ合いが続いているが、PERは10倍台、配当利回りは2.8%と割安である。下値からのモバイル関連の割安修正買いの再燃も見込まれる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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