【銘柄診断】日本精鉱は金価格続伸で4期ぶり最高純益を見直し3連騰

2010年12月6日 19:20

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  日本精鉱 <5729> は6日、13円高の272円と3営業日続伸した。前週末3日の米国市場で金先物価格が続伸して1トロイオンス=1400ドル台を回復したことを手掛かりに資源株買いが増勢となっており、11月5日に上方修正され黒字転換幅を拡大し、4期ぶりに過去最高純益を更新する今3月期の好業績も見直されている。

  同社の今期業績は、10月に第2四半期(2Q)累計業績を上方修正し、2Q決算発表時には今度は3月通期業績を上方修正した。アンチモン事業、金属粉末事業の販売が、自動車、家電産業の好調な推移に支えられて好調に推移したことが要因となっている。期初予想より売り上げを12億円、経常利益、純利益を各2億円引き上げ、純利益は、6億円(同9500万円の赤字)と黒字転換幅を拡大し、2007年3月期の過去最高を3億円弱上回る。

  株価は、2Q業績増額では利益確定売りが先行して207円安値まで下ぶれたが、同安値から通期業績増額で30%近い急騰を演じた。PERはなお5倍台、PBRは1倍ソコソコ、配当利回りも2.9%と割り負けており、6月にレアメタル関連人気でつけた年初来高値297円へキャッチアップしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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