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ユニチカ・コットエース事業 10年度も販売増
記事提供元:日本繊維新聞
ユニチカは綿100%のスパンレース不織布・コットエース事業で、10年度も化粧雑貨やウェットワイパー向けの販売増を計画するとともに、合繊混の商品ラインを打ち出し産業資材用途の掘り起こしを改めて強化したい考えだ。
ユニチカはコットエース事業で、工業用ワイピングクロス向けの販売が世界同時不況の影響で苦戦に転じたものの、それ以外を堅調に推移させ09年度も前年増を達成したという。
10年度も拡販を計画しており、主力の化粧雑貨やウェットワイパー向けを伸ばすとともに、合繊混の原反開発を強化し産業資材への用途拡大を目指す。
昨年はオレフィン系不織布の牙城だった生理用品の用途にポリエステル混の「コットエース」で参入を果たした。
現在、海外も含めた販路拡大と取り組んでおり、韓国向けのデリバリーを11年度にも立ち上げられる見通し。欧米へのアプローチにも引き続き力を入れていく。
産業資材では、すでに合繊混の「コットエース」を展開する工業用ワイピングクロスや緑化シート、フィルター向けなどで拡販を目指す。
また、ポリエステル短繊維などとのミックスでラインアップするヒートシールが可能なタイプ、強度を引き上げたタイプ、かさ高性をアップさせたタイプなどによるスペックインを急ぐ。
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