Smolt、100%メス生産体制によるイクラ生産の本格化を目指す
プレスリリース発表元企業:株式会社Smolt
配信日時: 2025-11-14 09:00:00
2025年秋鮭回帰数激減とイクラ価格高騰を受け、養殖サクラマスによる安定供給体制を構築
株式会社Smolt(本社:宮崎県宮崎市、代表取締役:上野賢)は、2025年の秋鮭回帰数の大幅減少とイクラ価格の高騰を受け、養殖サクラマスの100%生産体制を実装を目指し、イクラの生産を本格化することをお知らせいたします。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/52431/29/52431-29-bfab0a1873f91ec5e05437c7a25e698f-2000x1333.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
背景
2025年秋鮭回帰数の激減
2025年の秋鮭回帰数は約1,141万匹と予測され、平成以降で最も少なくなる見通しです。20年前と比べると5分の1にまで減少し、主要産地である北海道では不漁といわれた2024年の約3割しか水揚げがなく、過去10年で最低を記録しています。イクラ価格の深刻な高騰
札幌市中央卸売市場での生筋子1キロあたりの卸売価格は、2010年の約2,058円から2025年9月には9,183円と、約4.5倍に高騰しています。小売店では筋子100グラムあたりの価格が前年比で約2倍に上昇し、観光地のイクラ丼も前年比1,000円以上値上がりするなど、消費者への影響が深刻化しています。この背景には、海水温上昇などの気候変動による秋鮭の回遊環境の変化があり、持続可能な代替生産手段の確立が急務となっています。
100%メス生産体制を実装目標に掲げる
当社は、養殖サクラマスにおける100%メス生産技術を確立し、イクラの効率的な量産体制を構築を目指します。
100%メス生産のメリット
生産効率の大幅向上:イクラ収穫を目的とした全ての個体からイクラを採取可能品質の均一化:雌のみの生産により品質管理が容易
計画的な生産:需要に応じた安定的な供給が可能
技術的基盤とSTI for SDGsアワード受賞
当社は「サクラマス循環養殖による温暖化対応種の開発とイクラの持続的生産」の取り組みにより、2021年度「STI for SDGs」アワードで科学技術振興機構理事長賞を受賞しています。この受賞技術を基盤に、これまで「つきみいくら」の生産を通じて魚卵生産の技術とノウハウを蓄積してきました。高水温に強い品種開発と独自の選抜交配技術により、温暖な気候でも安定した魚卵生産を実現し、今回の100%メス生産体制によるイクラの量産の基盤技術となります。
製品特性
持続可能性:天然資源に依存しない完全養殖
トレーサビリティ:生産履歴の完全管理
安定品質:管理された環境での一貫生産
価格安定性:天然秋鮭の回帰数に左右されない安定供給
今後の展望
全雌生産体制の確立により、天然秋鮭の回帰数に左右されない安定的なイクラ供給を実現し、国内イクラ市場の安定化に貢献してまいります。また、養殖技術の普及を通じて、全国各地での新たな生産拠点の創出を目指します。
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