【宝グループトピックス】アメリカ「バークレー蔵」で伝統的酒造りと現地に根付く新しいSAKE文化を創出

プレスリリース発表元企業:宝ホールディングス株式会社

配信日時: 2025-01-07 14:10:00



米国宝酒造本社

米国宝酒造 蓮實社長


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<目次>
・清酒生産量はトップ、全米のシェアは3割にのぼる
・水と米と気候に恵まれたバークレーで40年以上酒造り
・米系マーケットがブルーオーシャン!
・バーボン風味と高酸度のイノベーティブなSAKEを発売


清酒生産量はトップ、全米のシェアは3割にのぼる


 2024年12月、日本の「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されることとなった。杜氏や蔵人が麹菌を使い伝統的手法で造り上げる日本酒や焼酎などの酒造り文化が評価されたのだ。2013年に登録された「和食」と相まって、和酒への世界的な注目や評価が高まりそうだ。
 アメリカで日本食が広まるきっかけは、1950年代に多くの日系企業がアメリカに進出し、主要都市に日本人駐在員が多数滞在するようになったことだ。宝酒造は日本食と清酒の需要が急増すると見て、1951年から「松竹梅」の輸出を開始した。80年代に入ると寿司などの日本食が世界に広がり、アメリカに住む人々の間でも清酒への関心が高まった。これを好機として1983年にTAKARA SAKE USA INC.(以下、米国宝酒造)を、酒造りに適した環境を持つカリフォルニア州バークレーに設立、現地において「松竹梅」の製造・販売を開始した。アメリカにおける清酒生産拠点としてはフロンティア企業のひとつだ。


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米国宝酒造本社


 「このときに醸造し始めた『松竹梅クラシック純米酒』は今も当社の主力商品です。翌84年には『にごり酒』の販売を開始、その甘さが現地の人たちに受け入れられました。90年には当社がアメリカにおける清酒生産量でトップとなり、今も輸入酒と合わせて全米でのシェアは約3割を占め、第1位※1です」と米国宝酒造の蓮實薫社長は語る。
※1当社推計


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米国宝酒造 蓮實社長


 92年にはアメリカ初の吟醸酒を発売、現地の米、水を使いながら宝酒造が持つ日本の伝統的な製法で高品質な清酒を醸造し続け、2011年には“全米日本酒歓評会”で「松竹梅クラシック純米酒」が米国産清酒として初めて金賞を受賞した。“全米日本酒歓評会”は、2001年から開催されている日本国外で最も長い歴史を持つ品評会で日本政府管轄の酒類総合研究所の指導の下、審査を実施している。
 13年にはアメリカ産の酒米・山田錦で造った「松竹梅純米大吟醸」が金賞を受賞した。こちらも米国産の純米大吟醸酒として初めての快挙だ。
 こうした“トラディショナル※2”な清酒を開発・育成する一方で、アメリカならではの“イノベーティブ※3”な清酒の開発にも力を入れてきた。2006年には松竹梅の味わいをベースにしてリンゴやピーチ等の香りが楽しめるフレーバードSAKE「HANA」を発売。また、にごり酒をベースに苺や桃の香りが楽しめる「YUKI」も人気商品となっている。
 従来の日本酒の領域にとらわれない“イノベーティブ”な清酒を含めて米国宝酒造ではこれを「SAKE」と定義している。
※2 日本の酒税法上の規格に合わせたお酒
※3 従来の和酒の領域を拡張する革新的なお酒


水と米と気候に恵まれたバークレーで40年以上酒造り


 米国宝酒造はサンフランシスコ近郊のバークレーに本社機能と製造拠点を置き、ロサンゼルス、ニューヨークなどに営業拠点を配置している。主要な取引先はディストリビューター(販売代理店)で、全米50州をカバーする。
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つづきはWebサイトをご覧ください : https://www.takara.co.jp/story/1188395_2231.html




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